「魔法使いな日々」
2006/06版 その1

リンクを張られるという奇特な方がいらっしゃれば,
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という感じでお願いします。
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2006/06/01 (木) 晴れ

斜め上の国は時計も斜め上 (雑談)

_ 久々に(でもないか?)開いた口がふさがらないニュース。

  • 光復60周年、標準時間も韓国独立を(YONHAP NEWS)
    ホ議員は「標準時間の変更は時計の針を30分遅らせるだけ。国内外で少し混乱があるかもしれないが、夏時間制を以前に施行したこともありそれほど大きな問題にはならないのではないか」と述べた。

_ いや,とりあえず適当に言ってるんならいいんですけど,まさか本気じゃないですよね?

_ それやると,他の国と

韓国だけ30分ずれるんですけど

本当にいいんですか?(^^;;;; っていうか,なんのために

現在、世界では英グリニッチの国際標準子午線を基準に15度ずつ24の子午線に分け1時間ずつ区切り、その経度が含まれる子午線における時間をその付近の標準時と定めている。

こういう取り決めを作って利用してるか,本気で理解しています???

_ なんつーか,ものすごくさすがなんだけど。 本当に反日のためならな何でもアリなんですね。 っていうか,そもそも

標準時に対する国際的な取り決めは日本関係ないし(--;;;;

_ どうやって仲良くすればいいんでしょうね?こういう国と。



2006/06/02 (金) くもり

民主党は本当に信用ならない (雑談)

_ 党だということがあらためてわかりました。 不誠実きわまりないこと甚だしすぎます。

_ 昨夜から共謀罪関連の話が猛烈に動いていました。 きっかけは,条約批准への責任を意識した自民党の民主党改正案丸呑みです。

_ 元々民主党案では国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約(PDF)の「第2条(b) 長期4年以上の自由を剥奪する刑又はこれより重い刑を科することができる犯罪行為をいう。」を満たすことができないという大問題がありました。これについて自民党は再三指摘し続けてきたのですが,民主党は取り合わずここまで結論が長引く原因となってきています。

_ このままですと,条約遂行の条件を満たせなくなることを重視した自民党が, とにもかくにも日本がこの条約の遂行に向けて努力をしている姿を国内外に見せるために,ひとまず民主党案を丸呑みして法案の成立を優先することにしたのが昨日の決定です。

_ 本来であれば,民主党は対案としてこのような修正案を出してきた以上, それを丸呑みしてもらえること以上の喜びはないはずです。

_ ところが,これに対する民主党の反応がこれ。

  • 共謀罪、民主は採決に応じぬ方針(朝日新聞)
    平岡氏*1は「批准はダメだと言われたら、採決の前提を欠く状況だ。『政府として努力する』というのが(採決の)前提だ」と話した。

*1: 衆院法務委員会の平岡秀夫・民主党筆頭理事

これは午前の記者会見で麻生外務大臣が「民主党案では条約の批准ができない」と発言したことに対しての反発なんですが,全く理解できません。条約をいったん締結したにもかかわらず,その取り決めに従わないことを諸外国にごり押ししてこい,と言うことなんでしょうか?いったい

民主党は国際条約をなんだと思っている

んでしょう?この対応は全く支持できません。

_ で,挙げ句の果てがこれです

  • 共謀罪、与党は継続審議やむなし(朝日新聞)
    自民党内では、改正法成立後も批准に向けて民主党との協議を続けるべきだとの声が出ている。自民党が再修正を前提としていることに、民主党内からは「偽装丸のみだ」(国対幹部)との反発が出ている。

_ なにが「偽装丸呑み」ですか。国際条約を締結した以上締結した国は条約の内容に乗っ取り,国内の法整備を行う義務があります。現状ではこの条約案に批准した国内法の整備ができていないんですから,批准に向けての法整備を話し合うのは当然じゃないですか。そもそも自分たちの対案が批准に値しないことを知っていながらごり押しし,丸呑みした途端にその内容にケチをつけて採決をしないなんて

「偽装対案」とでも呼ぶべき代物

でしょう。彼らの得意の言い回しを使えば(--##

_ もう一度言います。

民主党は国際条約に締結したことの重みをなんだと思っているのか

_ いかに反対のための反対をし,国民の税金を無駄に使って国会を空転させてきただけだったのかがよくわかります。最悪ですね。

_ 国民の安全や税金も,国際間における日本の信頼も,民主党にとっては単なる政争の道具でしかないようです。ほんとにあきれ果ててしまいます。

_ こんな連中が政権を取ったらいったいどうなるんでしょう。 とりあえず

いろんな問題は政権を取ってから考える

らしいので,

一年近くは国政が停滞するんでしょうか?

_ 怖すぎます。


まさか,また捏造ですか?? (雑談)

_ ちなみにこういうネタもありまして……

470 :海の人 ◆STEELmK8LQ :2006/06/02(金) 16:43:17 還 ID:??? ? 
>466 
 議員板の方では、さらにこういうネタも 

> 956 :日出づる処の名無し :2006/06/02(金) 14:57:34 ID:NpIb+PrD 
> >>857 
> >小沢一郎代表が党幹部に「こんな法案を通しても何の得にもならない。国民に支持されない。 
> >首相に『サミット土産』を与えるだけだ」 
> この部分毎日の記事だと「国民にとって」何の得にもならないと言った意味に見えるけど、 
> 今朝の日経紙面(webサイトでは確認できず)だと、 
> 「成立させても民主党にとって一文の得にもならない。小泉純一郎首相の訪米の土産になるだけだ」 
> ってなってる。日経のが正確だとするればかなり問題発言だと思うが。 

該当する毎日新聞の記事はこちら。 日経の記事については,職場に置いてある13版において確認しました。

_ で,実際小沢さんは国民と民主党どっちを気にしていたのよ?という 突っ込みどころもあるんですが,とりあえずこの両紙では

「サミット土産」発言をしているのは小沢さん

です。

_ ところが,民主党の公式リリースによりますと,

細田国対委員長が、「(民主党案を)丸飲みをして、訪米やサミットにお土産に持っていき、その後改正すればいいという話をしたとの報道」があったことを鳩山幹事長は指摘。

となって,

土産発言をしているのは,自民党の細田国対委員長

になっています。

_ この件に関して,当の細田さん自身が「そのような発言をした覚えはないとの電話」をしているようなんですが,それに対して鳩山さんは

多くの方がそれを耳にしている以上、かえってまた嘘の上塗りをしているとわれわれには思えてならない」と指摘

しております。

_ というわけで,

あれだけ捏造騒ぎで痛い目にあっている

にも関わらず,

民主党がまた捏造をするわけがない

と思って,一生懸命ニュースソースを探してみたんですが,一向に見つかりません。

_ 細田さんのこの発言に関する報道ソースをご存じの方,ご一報ください。


加害者の更生が第一? (雑談)

_

  • 佐世保同級生殺害:情報公開、加害児童の更生優先…厚労相(毎日新聞)
    事件で娘を亡くした毎日新聞記者、御手洗恭二さん(47)が昨年12月、厚労省に対し、国立児童自立支援施設に入所中の加害児童について、更生プログラムの内容やその実施状況などの情報公開を求める要請書を提出していた。
     川崎厚労相は「私たちが第一に考えるべきは加害者になった子どもの更生。そこに重点を置くことは揺るがない。いろいろな識者の話も聞いた。遺族の気持ちはよくわかるが、加害者の子どもの更正をしっかり見極めることが重要だ」と話した。

_ 難しい問題であることは重々承知の上で一言。

内容や実施状況を教えただけで更生できないプログラムってなんだよ(--)


2006/06/05 (月) くもり

さよなら金ちゃん (親ばか, 日常)

_ 昨日の朝

ゆう「あれ?なんか金ちゃんが変」
私「変って何?どういうこと??」
ゆ「えっとね。口で説明するの難しいからちょっと来て」

_ 実はこの1,2ヶ月あれだけ丸々としていた金ちゃんがすっかり痩せてしまい, 一緒にいる「きんこ」よりも,小さいくらいになってしまっていたのです。 で,内心「もしかして死んでるか?」と思いながら水槽にいくと, 頭を下にして斜めに沈んでいる様子。

ゆ「ね,変でしょ?」
私「確かに変だ。一応えらやひれは動いてるから生きてはいるんだな」
ゆ「この間ぐったりしてた時は,エサをあげたら元気になったよね」
私「でも,これ浮くエサだからこれだけ下に沈んでたら食べられないぞ」
ゆ「病気?」
私「どうだろ。とりあえずヒレもウロコもきれいだからなぁ…」

_ というわけで,一応伝染病の場合を考えて(だとしたら手遅れだけど), 別のプラスチックの箱に水を入れ, 引っ越しの時に買った酸素の出る石を放り込んで一時待避用の部屋を確保。

私「とりあえずこっちに移しておこう。エサはどうするかな…」
ゆ「そうだ。去年イトミミズをあげたらすごい喜んで食べてたよね」
私「そういえばそうだね」
ゆ「あれなら,下に沈んでるし食べやすいんじゃない?」
私「まぁ,そうかもしれないな。あとでペットショップに行くか」

_ とはいえ,明らかに半危篤状態。ここから回復するのはかなり厳しそうなので, 一応警告だけはしておくことに

私「あのな。でも覚悟だけはしておけよ」
ゆ「え?」
私「ここのところ金ちゃんかなり痩せてたろ」
ゆ「うん」
私「まぁ,うちに来て4年だからな。正直そこそこじーちゃん*1だ」
ゆ「そうなの?」
私「なんせ金魚すくいでうちに来たからね。ほら,いつだったのかは次の日に死んじゃってたろ?」
ゆ「うん」
私「だから,外には出てこない病気かもしれないし,寿命かもしれない」
ゆ「寿命ってことは,ゆうのお世話がダメだったからじゃないってこと?」
私「そういうことだ。カブちゃんだってクワちゃんだって寿命はあったもんな」
ゆ「………,うん。でも元気になって欲しいな」
私「そうだな」

*1: まぁ,寿命は10年くらいという話もありますが…

_ ということで,ペットショップへ。

_ とりあえず,薬関係を見てみたものの体表にカビが生えてるわけでも,ウロコがはげてるわけでも,ヒレがボロボロになっているわけでもないので,該当する薬は見つからず。

_ しかたがないので,元気の出る塩と酸素の出る石,イトミミズを購入。

_ すると,店頭で「本日購入のレシートをお持ちの方」向けの金魚すくいサービスが

ゆ「ねぇ,お父さん」
私「ん?」
ゆ「金魚すくいやってもいい?」
私「やりたいの??」
ゆ「うん………。」

_ いつもだとこういう時ははしゃぎながらねだってきたりするのに, 今回はやたら思い詰めたような沈んだ顔をしてお願いしてきたので 「金ちゃんの代わりが欲しいのかなぁ」とか思い,あっさり許可。

_ 結局,うまくすくい上げたまでは良かったものの, お椀に移すタイミングが遅くて穴を開けられ終了し, 一匹だけサービスでいただく。

ゆ「すごくちっちゃいね」
私「ちっちゃいなぁ。」
ゆ「金ちゃんも最初はこのくらいだったんだよね」
私「そういえばそうか」
ゆ「ちび金も金ちゃんくらいでっかくなるかなぁ」
私「どうだろな。(というか,相変わらずネーミングのセンスが(^^;;;;)」

_ と言うわけで帰宅。

_ 糞を相当している感じだったので,一回水槽に戻し, ベッドの方の水を入れ替えて塩とイトミミズと酸素の出る石を入れて落ち着いたところで移し替え。

私「………,イトミミズちょっと多いかな」
ゆ「……,何か多い気がする。」
私「やっぱりそうか?」
ゆ「ねぇ,金ちゃん食べられたりしないよね」
私「(^^;;;;; ちょっと怖いから,ちび金もこっちに入れて,イトミミズはきんこの水槽にいれとくか」

_ というわけで,しばし様子見。

_ 昨年入れた時はものの数分で食べ尽くしていたイトミミズも, ときおり口に含むものの「げほっ」という感じで吐きだしている*2様子。

私「食べられなくなってるね(ぼそ)」
にょーぼ「そうだね(ぼそ)」
私「今晩保つか…(ぼそ)」
に「あぶないかもね(ぼそ)」

*2: ちなみに買ってきたおちょこ一杯分のイトミミズのうち, 9割5分ほどを水槽に放り込んでおいたのですが, 30分足らずの間にきんこが一人で食べ尽くしてしまいました(^^;;;

_ というわけで,その後ときおり体を縦にしたり移動したりしてはいたのですが, ゆうが眠った後,夜11時過ぎに様子を見に行った時にはすでにお亡くなりになってました。

に「だめだったか…」
私「むぅ…。とりあえずこのままだと水が悪くなるだけだからちび金を水槽に移そう」
に「うん,明日あいつ学校に行けるかなぁ…」
私「どうだろ?」
に「まぁ,遅刻は覚悟してるよ。たぶん一時間くらいは泣くだろうから」
私「そうだな」

_ というわけで,翌日に備えて就寝する両親なのでした。


さよなら,金ちゃん つづき (親ばか, 日常)

_ そして翌朝。なんとなく早く起きてしまった両親は,顔を見合わせ苦笑い(^^;

_ で,来たるべく嵐に備え, にょーぼは朝の準備をてきぱきと整え, こちらも着替えやゴミ出しの準備をしていつでもバトンタッチできる状態を整える。 すると,いつもは起こさないと起きてこないゆうが自力で起床

ゆ「おはよ〜」
私「ああ,おはよ」
に「おはよ」

_ どうしようか。自分で気づくのを待つか?とか思ったものの, 隠しておくのも良いことでは無かろう,と思い, にょーぼの方が一段落したところでゆうを水槽の前へ。

私「あのな。金ちゃん,昨日の夜お空に帰っちゃった」
ゆ「………」
私「やっぱり寿命だったんだな」
ゆ「…………,お墓」
私「ん?」
ゆ「お墓作ってあげるの,帰ってきてからでいいかな」
私「そうだな。今日は涼しいから大丈夫だろう」
ゆ「わかった。うん。じゃあ,着替えてご飯食べる」
私「……」

_ 終始悲痛な表情を浮かべていたものの,泣き出すわけでもなく, 淡々と朝の準備をしている様子のゆうに,正直びっくりというか拍子抜けする両親。

に「ゆうは強いね」
ゆ「なんで?」
に「おかあさん,ゆうがもっと泣いてしまうと思ってた」
ゆ「だって今から学校だもん。泣いてる暇無いよ」
に「まぁ,それはそうだけど…」
ゆ「お友達が待ってるからね。行かなくっちゃ。今年は一日も休みたくないし」
に「そっかぁ」


さよならたまちゃん (親ばか, 日常)

_

ゆ「あ…」
私「ん?」
ゆ「こっちも死んでる………」

そう,実は昨夜ゆうがクリスマス以降大事に育ててきたたまちゃんも亡くなっていた。

私「ああ,ゆうべ「ぴろりん」って呼ばれたんで見てみたらもう死に神が来ててなぁ」
ゆ「そっか…」
私「お墓参りとかしたんだけど」
ゆ「しかたがないよ。前に一回使っちゃってるから」
私「そうか…」
ゆ「でも良かったよ」
私「どういう意味??」
ゆ「実はたまごっち買ってもらったこと,まだ友達に言ってなかったんだよね」
私「そうなの?」
ゆ「うん,ほらクリスマスの頃買ってもらった子全然いなかったでしょ?」
私「まぁ,確かに」
ゆ「で,その時みんなに言いそびれちゃって…」
私「うん」
ゆ「最近になって結構持ってる子増えてきたんだけど,ゆうのは10何代目とかになってたでしょ?」
私「そうだね」
ゆ「そうすると,ずっと前から持ってるのバレバレだから,みんなに見せられなかったんだよね」
私「そっか(色でわかってる子にはバレバレかもしれんが…)」
ゆ「だから,良かったんだよ…」


さよならへの対応 (親ばか, 日常)

_ ………,そんな感じでいつも通りに登校していったゆう。

に「なんかすごいね。あの子」
私「すごいのかなぁ。なんつーか,たぶんまだ直面できてないんだろうな」
に「そうだね。帰ってきてお墓作ったらどうなるかわかんないね」
私「だろうな」
に「でも,『これから学校だから』って言う理由で,悲しい気持ちを切り離せるんだね」
私「ふむ」
に「だんなもそんな感じの時結構あるように見えるんだけど」
私「そう?」
に「うん。私にはそう言うのできないから」
私「そうなの?」
に「正直どうやってそういう風に感情をコントロールできるのか,ゆうに習いたいくらい」

_ 日頃から発想が似ていると評判のお父さんとしては, おそらく悲しすぎて直面できていないんだろうと言うことと, たまちゃんにしろ,金ちゃんにしろ, ある程度覚悟はしていたんだろうことが理由かな?と

_ 特にたまちゃんの方は,お参りで死に神を退散させるという大技を一回使っているので「もう次に死に神が来たら終わり」と言うことがわかっていたから, 「友達に持ってることを言える」という理論武装をして準備していたんだと思うよ,と。

で,金ちゃんの方も「自分はちゃんとお世話できたんだ」という自信があったからこそ,とりあえず耐えきれるのかもね。まぁ,逃げてるだけって話もあるんだけど……。

_ なんて話をにょーぼにしたら「そうやって切り替えられるのって,すごく強い証拠だと思うんだよね…」などと言われたりとか。

_ 何はともあれ,下校後のゆうがどうなるか。

_ 今日は早めに帰ってサポートしないとダメかなぁ(^^;;;


まほぱぱ科学講座:放射能と放射線量とクリアランスレベルと死亡リスク (science, ぐる)

_ なんかずいぶん前にも書いた気がするんだけど, ほえほえさんところから辿ってまた変な煽り文章見つけたので, 自分自身の勉強し直しとかかねて再度。

_ とりあえず今日のお題はこちら

_ とりあえずいろいろおどろおどろしいことが書いてあって, 本当は一つ一つ丁寧に説明した方がいいのかもしれませんが, しょっぱなで全部前提が覆るのでここだけでも良いかも。

スソ切りの導入によって、原発廃材の金属をフライパン、デスク、飲料缶などの日用品にリサイクルすることが可能となります
(中略)
 そうして、日常生活の中で知らない間に微量ながらもこれらの放射線を被曝し続けることになるのです。放射線にはこれ以下であれば安全であるという「しきい値」は存在しません。たとえ微量の放射線であっても線量に応じた危険がつきまとうのです
(後略)

_ え〜と,こういうものなしでも人間は普通に放射線浴びまくりです。 放射線を絶対浴びたくないという人は, 日中野外に出るどころか,地面からの自然放射線を防ぐために鉛で覆われた部屋に入り,一歩も外へ出ないことをお勧めします。

_ ちなみにこれまで計測されたデータから, 日常生活を送っている間に浴びている放射線の量は 世界平均で年間2.4mSv(ミリシーベルト), 国内でのデータによると,県別の地域差は年間0.4mSv程度というデータがあります。

_ これに対し,ここで問題視されているクリアランスレベルはどのようにして決定されたかと言いますと,10μSv(マイクロシーベルト)という値を閾値にして計算されてます*3

*3: 上記資料 p.13

_ 2.4mSvはμSVに直すと2400μSVになりますので,1/240。つまり

自然放射線から受ける影響の約0.4%程度

であり県別地域差0.4mSV=400μSvと比較しても充分に小さな値です。

_ で,この値がどうやって出てきたかというと, 当然ですが過去の臨床データなどから得られた 健康被害に対するしきい値から算出されているわけです。

_ このような計算から,原子炉や原子力研究施設において発生する種々の原子核について,どの位のレベルの放射性元素が検出されると問題があるかどうかを算出してえられたのが,ここの12/1付けの記述に掲載されている表になるわけです。

_ さて,ここでややこしいのが, どうして基準値が決まっているのにそれぞれの規制値が違うのか。 また,さっきは単位がSv(シーベルト)だったのに, なんでBq(ベクレル)になってるんだ?と言う話になります。

_ これはそれぞれ測定しているものが違うので,こういうことになってますが,まず手始めに「放射線と放射能は違う」ということを再確認してください。

_ 「放射能」とは「放射線を発生する能力」のことで,物質的なものを示す用語ではありません。ですからよく「放射能漏れ」などと報道されることがありますが,それは「放射線漏れ」か「放射性物質漏れ」のいずれかです。

_ 話を戻します。

Sv(シーベルト)は,人体が吸収した放射線の影響度を数値化した単位です。 放射線のエネルギー量そのものをあらわすGy(グレイ)とよばれる単位から計算されますが, α線やβ線などの放射線の種類によって人体へのエネルギー吸収効率が異なるため,それぞれの放射線について異なった係数が用いられて計算されます。

_ このようにいろいろと考えて作られている単位ですので, 放射線による人間へのダメージを数値的に評価するためには 非常に便利な単位です。 しかし,その反面,同じ放射線関係の単位であるGyと比較しても, 測定値として出すのがかなり面倒な単位になっています。

_ これに対しBq(ベクレル)の方は,「放射能」の単位です。

_ 定義的には1秒間に崩壊する原子核の数を表していますので, その崩壊の過程においてα線を出そうがβ線を出そうが, はたまたγ線を出そうが,とりあえず一秒間に一回壊れれば1 Bqです。

_ 余談ですが,時々「半減期が長いから危険」とか言う話を見かけますが, 一般的に半減期の短い核種ほど放射能が高い=放射線をばんばん出してる 核種になります。 どういうことかと言いますと, ちょっと考えればわかる話でもあるんですが, 「半減期が短い=ばんばん壊れて別のものになってる」からですね。 半減期が長いと言うことは,ゆ〜っくり壊れているので, 必然的に同一のモル数の放射性核種があった場合, 半減期の長い放射性核種の方が単時間当たりに発生する放射線も少なくなります。

_ なので,Svと比較すると測定は簡単なんですが, 人体への影響がどうなるかということになると,ただ測定しただけではわかりにくいので,とにかくひたすら逆算して計算して, 個々の放射性元素についてしきい値を求めた*4のが先ほどの表になるわけです。

*4: どのような放射性核種が,どの程度の半減期で,どのようなエネルギーを持つ,どの種類の放射線を出すのかと言うことはすでに詳細に調べられていますので,がんばって自分で計算しようとも思ったんですが,面倒すぎて断念しました(^^;;

_ これらの計算は,どの程度人体にダメージを与えるような放射線が出てくるかを基準に行われていますので, 透過性の高いγ線や,透過性は低いもののエネルギー量が大きく人体内に取り込まれたときに悪影響を及ぼしやすいα線を放出するような核種は軒並み基準値が低くなっています。

_ さて,このように今回のクリアランスレベル制度のために設定された基準値は,自然界で日常的に我々が浴びる放射線量のわずか0.4%にすぎず, それすら地域差による変動に吸収されてしまうレベルであることがわかりましたが,さらにこのような記述があります。

具体的には、過失や不正が一切なく、制度がきちんと運用されたとしても、100万人に1人の割合でガン・白血病の死者を増やす程度の危険が容認されています。日本の人口1億2千万人に対して毎年120人程度の被害者が公然と見込まれています。

不安感を煽られますね。自分が120人の中に含まれない可能性がゼロではないと思うと怖くなる人が出てくるでしょう。

_ では,こちらの統計を見てみましょう。

(前略)
  • 当然の事ながら、毎年の死亡率よりガンに新たにかかる率のが低い。
  • 60才未満での罹患率は意外な程低く、0.3%以下。
  • 5年単位でみても、罹患率は60歳未満の場合は低い。 (後略)
  • _ さて,もう一度見直しましょう。クリアランスレベルが正当に遵守された場合,ガンや白血病で亡くなる確率は「100万人に1人の割合」つまり

    0.0001%

    にすぎません。これは通常の生活をしていて発生するガン発生の確率, さらに言えば死亡する確率と比較した場合に考慮に入れるべき数字でしょうか?

    _ 「コストの削減を理由にするなんて」という意見の人もいるようですが, わずか0.0001%のリスクを削減するために使われる資金のほとんどはもちろん巡り巡って税金や電気代に跳ね返ってきます。

    _ 利用できるコストなどのリソースは有限です。 もし同じコストをかけてリスクを0.1%削減できるような項目があるのであれば, 当然そちらが優先されるべきだと考えるのはそんなに無茶なことでしょうか?

    _ たとえば,洪水が怖いからと言ってすべての河川に100 m 級の堤防を構築しろ,なんてことを言う人はいませんね。結局そう言うことだと思います。

    _ ちなみに国立がんセンターでは,喫煙とガンの関係について以下のような文章をWebで公開しています。

    • 喫煙とがん(国立がんセンター)
      我が国における喫煙によるがん死亡の相対リスク(非喫煙者と比べて喫煙者が何倍がんで死亡しやすいか、ということを表す指標)と人口寄与危険(がん死亡の中で喫煙が原因と考えられる割合)を示しました。喉頭がんでは、相対リスクが男性が32.5倍、女性が3.29倍と高く、次いで肺がん、口腔・咽頭がん、食道がんなどで高くなっています。

    _ BSEがらみの話でも常々言っておりますが, 喫煙者はBSEだのこの手の話だのを気にするより先に気にする必要のあることが多そうです。

    _ ちなみに飲酒についても以下のような統計があるようです。

    _ 飲酒は2日に1合程度にとどめておくのが良いみたいですね。



    2006/06/06 (火) くもり時々晴れ

    さよならの続き (親ばか, 日常)

    _ 昨夜はそれほど早くには帰れず,結局いつもの時間−α程度の時間に帰宅。

    _ とりあえずゆうの様子を見ると,特に沈んだ様子は無い。

    っつーか,どっちかというとハイテンション

    _ 目の前で聞くのも何となくはばかられたので, それとなくタイミングを見計らってにょーぼに話を聞いてみる。

    私「で,無事お墓作ってあげたの?」
    にょーぼ「うん,大丈夫。帰ってきてすぐ作った」
    私「そうなんだ。で,様子はどうだった?」
    に「これがね。
    
    
    意外なくらいにさっぱりしてて
        ちょっとびっくり。」
    私「へぇ〜」
    に「去年かぶちゃんが死んだ時は,見つけた時は全然泣かずに埋めに行く時に大泣きしていたんだけど」
    私「うん。俺もそのパターン想像してた」
    に「ところが今回は全然。すごくさっぱりしてた」
    私「クワちゃんやカブちゃんとのさよならが経験として生きてるのかな?」
    に「それもあると思うな。でも,『自分はちゃんとお世話できていた』って言う自信があるのが大きいんじゃないのかな」
    私「ふむ」
    に「あと『生き物は必ず死ぬんだ』っていうのが,本当にわかってきたのかもね」
    私「なるほどね。」
    
    

    _ というわけで,なんかいつの間にかうちの娘はまた強くなっていた模様。

    _ とは言え,一見すると我慢しているような様子はないのですが, どうなのかなぁ?

    _ 悲しい時でも泣くのを我慢するような育て方はしたくないんですが…。


    制度と運用 (雑談)

    _ 最近いろんなところで話をしていると,「運用が信用できないからそんな制度認められない」という論調を返されることが多い。

    _ いや,まぁ個人的に私の運用がダメだから,と言われれば「はい,すいません」と返さざるを得ないんだけど,世間一般の話でそう言うこと言われると「じゃあ,どうするの?」としか答えようがない。

    _ だいたい「運用面での問題がある=ごまかしたり手抜きをする」という話に繋がることが多いんですが,そんなこと言われても「それは本当に制度の問題なの?」としか思えないわけです。

    _ その制度が成立する根拠や前提に問題があるのであればその制度の問題だけど,それをうまく運用できるかどうかは全然別の問題で, 別のレベルやカテゴリーで制御しなければいけない問題じゃないのか?と。

    _ まぁ,有り体に言うと昨日のクリアランスレベルの話とか, 共謀罪の話とか,先日の社会保険庁のノルマ問題だったり,BSEがらみにおける米国産牛肉輸入問題だったりするわけなんですが, 現場作業員やそのちょっと上が手抜きをして高レベル放射性廃棄物も一般ゴミに混ぜちゃったり,危険部位が取り除き切れていなかったり,これらのチェックがうまく行ってなかったりするんじゃないか,と言う話とクリアランスレベルにおける規制値の設定とか,BSE牛に対するリスクマネージメントとの間には何の関係もないわけですよ。

    _ ところが,昨日紹介したページでも,まずクリアランスレベルを設定するという行為自体に欺瞞があふれているような論調で話が始まっているわけです。 BSE牛にしても「一回食べたらもう終わり」みたいな煽り方がされていて,実際の発症率の話なんてほとんど出てこない。全世界でvCJD患者が200人前後しか認められていないなんてことは,ほとんどの人が知らない。ただ「BSE牛は怖い」というイメージだけを植え付けられている。これって

    全然フェアじゃないだろ,

    とか思うわけです。

    _ で,実際は規制値の設定にはそれなりの科学的根拠があって設定されているわけなので問題はないんですよ,というのが昨日の話なわけですが,こういう話の流れになる理由はそもそも,相手の話の根拠がまず「その制度の成り立ち自身が間違っている」という論調で語ってくるからなわけです。

    _ だから「その制度が成立するのにはこういう根拠がありますよ」という反論をする。

    _ でも,なぜかこういう反論をすると「運用に問題があるのが最大のポイントだ」とかいう話にすり替わる。もう「なんでやねん」としか思えない。最初っからそこが問題と思っているのであれば,それをまず批判すればいいじゃないですか。それなのに,昨日のクリアランスレベルの話でも,あのページではそういうのは中間にちょこんと書いてあるだけ。どうみても重要視しているようには見えない。

    _ まだまだコストをたくさんかけてもいいし,放射性廃棄物処分場もどんどん建ててもらって構わないから,とにかく安全側に振ってくれ。と言うのであればそう主張すればよいはずなのに,電力会社が余計に儲けようとしているんだみたいな話がおり混ざってくる。

    _ 電気があまり使えない生活になってくれて構わないから,原発を全部止めてくれと言うのであれば,そう主張すればよいはずなんです。

    _ それなのに,なぜそのような論旨ではなくて,何の科学的根拠もないデマを飛ばすことからはじめるのか。無駄な不安を煽るだけ煽ることに終始するのか。 私にはどうしても理解できません。

    _ 運用がダメダメでどうしようもないのであれば, そこの管理規定を厳格化するなり,社員教育を徹底するなり,第三者組織による監視態勢を構築するなりの対処法を考えるのが先でしょう。制度がどうあれ,運用がダメならそれ以前の問題が多数発生するんです。で,そのような運用体制しか「どうあがいてもできない」というのであれば,それこそ原発の利用などを根本から見直すべきでしょう。

    _ 「現実問題として運用法を改善するのは難しい。理想状態なんて机上の空論だ」などと運用側が口にするのは,運用する側の甘えでしかありません。というか,実際に運用している側が威張るな。開き直るな。それを理由に制度を批判するな。こんなの制度の有無以前の問題です。とてもクリティカルな分野を担っているという自覚が見られません。そんなことしか言えないんだったら,私も原発反対に回ります。

    _ BSEの方に話をすすめれば,アメリカのチェック機構は信用できないから,牛肉の輸入には反対だという。じゃあ,どうやったら信用できるというのかと聞きたい。

    _ 全頭検査をやれば本当にいいというのですか?チェック機構自体は一緒ですよ?結局何一つ話が進んでいないじゃないですか。

    _ 疑問や不安を言うことは大切なことですが,どこまで相手が譲歩すれば良いのか位は示しましょうよ。相手の要求を全部取り下げさせることだけしか求めないなんてのは,とても交渉とは言えません。これでは交渉を中止してすべてをストップする以外に対応法がありませんが,そこまでのコストやリスクを甘受するべきことなのかどうかという部分に対する話は全くでてきません。不思議です。

    _ 警察のやることは信用ならないから,共謀罪は反対だ。 というのであれば,なぜ今現在警察の行動に対して「NO」を叩きつけないのですか。それこそ共謀罪の有無とは無関係です。 警察組織一切が信用ならないというのであれば,治安の維持はどうするのでしょう?そして現在確かに存在する組織犯罪に対するリスクはどうするのでしょうか。

    _ 人間の運用にも完全を求めていくべきだと思っていますが, 完全が得られるわけはありません。

    _ 運用をする側が「完全にやるなんて最初っから無理だよ」と, 自らのハードルをどんどん甘くしていくのはただの怠慢ですが, その運用における利益を甘受する側が, 当然想像しうる運用失敗によるリスクを一切甘受しないのは, あまりに不寛容であると言うべきでしょう。

    _ その制度の意味があるか無いかは,ある程度の理想状態について論議すべきだと思っています。そして,その理想状態を成立させるにはどのような手段が必要か,そしてこの問題にかけられるコストはどの位で, そのコスト内で最大限の効率を上げるにはどこにコストをかけるべきなのか,と言う部分はまた別の階層として議論する必要があります。

    _ そして,「このコスト内で運用しても意味がないし,これ以上のコストも出せない」という話になってはじめて,そもそもの問題の根本部分(たとえば原発をこれ以上運用し続けるのかとか,アメリカ産牛肉はあきらめよう,とか)の議論をすべきです。

    _ 制度と運用の議論がセットで行われなければいけない点については,私も全く同意します。ですが,後者の不備を元に前者を否定するのは私にはまともな論調とは思えません。両者は切り離して議論されるべきだと思います。



    2006/06/07 (水) くもり一時雨のち晴れ

    明日から出張 (ニセ関連)

    _ なのです。と言っても一泊二日。ほぼ一年ぶりの泊まりがけ出張。

    _ というわけで,大忙しですよ。なんて言ったって

    明後日からワールドカップ開幕ですから!

    _ ………,えと。いや,確かに録画設定のやりくりとか(ぉ,いろいろ大変なのも事実なんですが(^^;; 一応ニセの方も大変なのですよ。

    _ ぶっちゃけ,去年後半の打ち合わせ的にはもうすでに終わっている予定の仕事が,先方さんの都合で未だに始まっていない罠。

    _ それにもかかわらず,トラブル続きで

    こっちの受け入れ態勢も整っていない罠<ぉぃ

    _ いやぁ,まぢで向こうが遅れてなかったらどうなっていたことやら(^^;;;;;<反省しましょう。

    _ というわけで,今回の出張は久々に学生さんたちのお相手です。約3年ぶり?かな??

    _ 若い空気に触れて,エネルギーをもらえることになるのか, あるいは使い果たすことになるのか(^^;;;;

    _ さぁ,私の明日はどっちだ?!




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